アインリヒト（2002年生、母トモシロリッジ）

アインリヒト（2002年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋光、きらめき（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時9歳）と交配したトモシロリッジが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は真壁信一。戦績は、中央平地12戦0勝、地方16戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上C5一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、真壁信一から「八戸市場サラブレッド1歳」と「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。同年、真壁信一から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤信之によって105万円で落札された。2歳のとき、加藤ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、荒木美代治によって850.5万円で落札された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

7月17日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた2戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた3戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月2日、中6週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

3歳（2005年）

1月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳戦の若菜賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

1月22日、中0週で迎えた7戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

2月23日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦の紅梅賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サンオブヘブンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた10戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた11戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

7月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳戦のブレイズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（4戦0勝）。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、6着に入り込んだ。

10月5日、中4週で迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月10日、中4週で迎えた17戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C7三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のロングユニバーサルをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた18戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、スタージョッキーカップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた20戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアットーレ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4歳（2006年）

1月3日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C4二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシルクミネルバ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

1月26日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた24戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、ファイティングジョッキー賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C5一（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニホンピロムーヴに3馬身の差をつけて優勝

3月21日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（7戦2勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。