ツルギロマンス（2006年生、母スタイル）

ツルギロマンス（2006年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ロマンス」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時14歳）と交配したスタイルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）びらとり牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方14戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の3歳B8。

経歴

デビュー前

1歳のとき、びらとり牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月21日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は402kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

7月4日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

8月18日、中5週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた3戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、3歳B9（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プレシャストップに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた4戦目は、3歳B8（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のファインフレスコに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の及川サトル大賞典（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

9月28日、連闘で迎えた6戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた7戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた8戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベニバナソングを捕まえ切れず、約15馬身差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた9戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた10戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、スピカ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた11戦目は、スピカ特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月30日、連闘で迎えた12戦目は、寒椿特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアールドソレイユを捕まえ切れず、約13馬身差の2着となった。

4歳（2010年）

4月6日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、一般C3三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3四（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3五（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったコメットシャワーに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

5月18日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（6戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったファインリダにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。