ルナーコロナ（2007年生、母オリーブクラウン）

ルナーコロナ（2007年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「月光冠」。毛色は青毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時7歳）と交配したオリーブクラウンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方5戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

6歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、田中裕之によって273万円で落札された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月5日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は416kg。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、アナバティックに半馬身交わされて2着となった。

2月14日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて16着に敗れた。

9月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2011年）

2月1日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のクールペガサスに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月24日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカントリーバードに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月17日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイカミカワに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月5日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中田貴士騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったピエールマダムを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月20日、中1週で迎えた12戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のトウケイトニーに3馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。