ユキノローズ（1982年生、母バンブーネラ）

ユキノローズ（1982年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時7歳）と交配したバンブーネラが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）まるとみ冨岡牧場。戦績は、中央平地39戦5勝2着2回。1986年の中山牝馬ステークス(牝ハンデG3)に勝利した他、1987年の京王杯オータムハンデキャップ(ハンデG3)で3着に入るなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

2歳（1985年）

1月27日、9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月17日、10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のダイナセンチュリーに3馬身の差をつけて勝利を収めた。

3月10日、13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のオノデンモモコに4馬身の差をつけて勝利を決めた。

4月7日、22頭立ての5番人気に推されて12番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月28日、19頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラクレアーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月19日、28頭立ての6番人気に推されて10番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月13日、13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月3日、10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月1日、17頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月21日、15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったアカネダイモンからクビ差の2着に惜敗した。

4歳（1986年）

1月6日、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のアズマゲインズをアタマ差振り切って勝利を物にした。

2月2日、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

2月23日、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のウメノフーリンを3/4馬身振り切って勝利をモノにした。

3月16日、G3のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4月27日、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋行騎手。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

10月12日、牝馬限定G3の牝馬東京タイムズ杯（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋行騎手。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に終わった。

11月2日、根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋行騎手。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

11月30日、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋行騎手。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

12月14日、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田村正光騎手。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

5歳（1987年）

1月5日、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は郷原洋行騎手。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

2月8日、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月1日、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3月22日、G2のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

4月19日、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名信広騎手。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

5月17日、G1の安田記念（東京芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は坂井千明騎手。19頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

6月14日、ハンデG3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

6月28日、吾妻小富士賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月12日、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

8月9日、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

9月13日、ハンデG3の京王杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井千明騎手。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月3日、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はウインホイッスルと並んで2着同着となった。

10月18日、牝馬限定G3の牝馬東京タイムズ杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月8日、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

12月11日、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

12月26日、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋行騎手。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

6歳（1988年）

1月17日、中山競馬場開設60周年記念（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋行騎手。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

2月7日、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋行騎手。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

2月28日、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋行騎手。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

3月20日、G2のスプリンターズステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋行騎手。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。