マイネルダンスール（1999年生、母スイートビビアン）

マイネルダンスール（1999年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスホール（当時13歳）と交配したスイートビビアンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似松田牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,200万円（12万×100口）で一口馬主が募集された。

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

8月18日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月2日、中1週で迎えた2戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

9月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったステルスコンコルドにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2002年）

9月22日、約12か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田鉄平騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で池田鉄平騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したユウセツを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で池田鉄平騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイキリキオーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月16日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4歳（2003年）

5月4日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイキゼウスにクビ差届かず2着となった。

5月24日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月23日、中8週で迎えた13戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月6日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るハウンドコップを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（2004年）

4月17日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったシンボリデビルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月16日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキセキスズカをクビ差振り切って雨中の一戦を制した。

6月20日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のイルデパンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月11日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下のセイユウメモリアル（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。