ベストルート（2005年生、母ユーフォリア）

ベストルート（2005年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最善の道」。毛色は栗毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時8歳）と交配したユーフォリアが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地30戦0勝2着3回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の名古屋チャレンジカップグレープ賞。

経歴

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月7日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3歳（2008年）

3月23日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月7日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップシークワーサ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップグレープ賞（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエメラルドワンに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月4日、中3週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

12月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

4歳（2009年）

1月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、マーベラスアローに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

2月7日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月24日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたオーミプレシャス決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月13日、中2週で迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

11月8日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた17戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

12月27日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

5歳（2010年）

1月5日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた21戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

5月1日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（7戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（8戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ハナに立ち、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

5月29日、中2週で迎えた25戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

12月11日、約6か月半の休み明けで迎えた26戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（9戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた27戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート2400m 雪/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

6歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったエターナルロブロイをハナ差捉え切れず2着となった。

2月5日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

5月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

6月12日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸田恭介騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。