オーミプレシャス（2005年生、母シンセイロベルト）

オーミプレシャス（2005年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大切な」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーホウエンペラー（当時9歳）と交配したシンセイロベルトが19歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は山本和彦。戦績は、中央平地25戦3勝2着5回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

8月12日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

3歳（2008年）

1月16日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップアップル賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったディープリンクに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月10日、中1週で迎えた7戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったフサイチクリヨンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

3月9日、中3週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフェスティブドンを上がり1位の末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

3月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

11月30日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したゼンノモナルカを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2009年）

2月14日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したシルクダイナスティを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

3月1日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったニューロザリオにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

3月22日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で川島信二騎手（8戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4月26日、中1週で迎えた20戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた21戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のベストルートをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（9戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（10戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のチョップチョップをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月31日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（11戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた25戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。