フサイチクリヨン（2005年生、母リボーズシークレット）

フサイチクリヨン（2005年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋パリのコンコルド広場に建つホテル名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時7歳）と交配したリボーズシークレットが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦1勝、地方19戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、関口房朗によって7,350万円で落札された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月13日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

2月10日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーミプレシャスに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

4歳（2009年）

2月2日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったジョウノカグヤヒメにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中2週で迎えた6戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月23日、中7週で迎えた7戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ヤマイチダイヤに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、薫風特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエアモンティジョに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

6月9日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた10戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、スーパーパワーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中2週で迎えた11戦目は、紫陽花特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

8月20日、中6週で迎えた12戦目は、星月夜特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したノゾミヒカルを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

9月8日、中2週で迎えた13戦目は、銀河特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のニチリンタカラに5馬身の差をつけて優勝

9月23日、中1週で迎えた14戦目は、佐倉牧特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のオクトーバー特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた16戦目は、道志川特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

12月11日、中4週で迎えた17戦目は、除月特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

5歳（2010年）

2月8日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、霞草特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

2月23日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、仲春特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島正太郎騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4月14日、中6週で迎えた20戦目は、山下貴之騎手を鞍上に迎えて、11.3JBCin船橋賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた21戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬杯（福山ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のビッグボスに8馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月4日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、福山てんまや賞（福山ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の福山スプリントカップ（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。