ジョウノカグヤヒメ（2004年生、母ジョウノキンバリー）

ジョウノカグヤヒメ（2004年2月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋かぐや姫」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時11歳）と交配したジョウノキンバリーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方32戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年のフェイスフルステッキ特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月9日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

12月16日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

3歳（2007年）

1月20日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、5着に入り込んだ。

2月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

6月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、ウェディングライトにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月30日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月29日、中7週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

11月16日、中6週で迎えた9戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のさざんか賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のドキュンを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月4日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1四（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のノーストーチに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（2008年）

1月7日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月10日、約9か月の休み明けで迎えた12戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（大井ダート1400m 曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、キョウエイアスカにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月22日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦のゴイサギ賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったテイエムノキセキに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林幻騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のタンブリンダイスに5馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

5歳（2009年）

1月6日、中6週で迎えた15戦目は、初鷹特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で林幻騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒロノキョウシュウに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月2日、中3週で迎えた16戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のフサイチクリヨンに2馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

3月9日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦のチドリ賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月12日、中5週で迎えた19戦目は、成増特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた20戦目は、かんむり座特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は林幻騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

9月11日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、木曽川特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエムズドリームにハナ差届かず2着に甘んじた。

9月25日、中1週で迎えた22戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、シルバーホイップ賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のスパイクウッドに1馬身の差をつけて5勝目をマークした。

10月28日、中4週で迎えた23戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は林幻騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた24戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着を確保した。

12月8日、中2週で迎えた25戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のストロングアクシスをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

6歳（2010年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーブーツ特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

7月8日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から38kg絞って迎えた27戦目は、平塚宿特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた28戦目は、犬吠埼特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は林幻騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた29戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、鋸山特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた30戦目は、赤富士特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

7歳（2011年）

5月9日、約8か月の休養明けで迎えた31戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、英雄中岡慎太郎特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた32戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、がんばれ岩手競馬特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた33戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ナリタベガに交わされて3馬身差の2着となった。

6月19日、中1週で迎えた34戦目は、見所満載の中四国特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた35戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、よさこい鳴子踊り特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

7月15日、中1週で迎えた36戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のヴェガ特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月6日、中2週で迎えた37戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた38戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた39戦目は、鮎踊る四万十川特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は上田将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた40戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。