キョウワリベラル（2009年生、母クィーンヘイロー）

キョウワリベラル（2009年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋寛大な、自由な」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバゴ（当時8歳）と交配したクィーンヘイローが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地17戦2勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、協和牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月18日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 小雨/重）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

6月24日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

8月5日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のメイショウアレーナに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（2013年）

5月12日、約8か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

8月3日、中8週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のキンシザイルに4馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

5歳（2014年）

11月30日、約15か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた10戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

6歳（2015年）

1月10日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の天ケ瀬特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

4月26日、中9週で迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた14戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中ノ岳特別（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

8月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた16戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず15着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の能勢特別（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。