シゲルトカチダケ（2006年生、母グウィボー）

シゲルトカチダケ（2006年1月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋北海道『十勝岳』より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時11歳）と交配したグウィボーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地17戦1勝、地方31戦1勝2着1回。2010年のやよい特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下河辺牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって840万円で落札された。

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月9日、デビュー戦は船曳文士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた3戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

3歳（2009年）

1月5日、中1週で迎えた5戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた7戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンワールドに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月17日、中3週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた12戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた13戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南相馬特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

4歳（2010年）

1月5日、中5週で迎えた15戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

3月17日、中5週で迎えた18戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、やよい特別（荒尾ダート1900m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた19戦目は、普賢岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた20戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた21戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、雲仙岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた22戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、市房山カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた23戦目は、多良岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた24戦目は、みなづき特別（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた25戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた26戦目は、薩摩街道陳町宿特選（佐賀ダート1400m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた27戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、あさがお特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた29戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、仲秋特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた30戦目は、神無月特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったコアレスルドルフに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中2週で迎えた31戦目は、紅葉特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアビンニャーを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

11月21日、中1週で迎えた32戦目は、長崎街道佐賀宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた33戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、長崎街道塚崎宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

5歳（2011年）

1月2日、中2週で迎えた34戦目は、長崎街道大村宿賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

1月22日、中2週で迎えた35戦目は、パラダイスカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上B1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた37戦目は、オリオン賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は山下裕貴騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた38戦目は、ポルックス賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6月25日、約3か月半の休養明けで迎えた39戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた40戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた41戦目は、カンナ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた42戦目は、薩摩街道佐敷宿賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた43戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月18日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた44戦目は、3歳以上B1-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（6戦1勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

10月1日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた45戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、仲秋特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた46戦目は、神無月特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で清水裕一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた47戦目は、きんもくせい賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は山下裕貴騎手（9戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた48戦目は、初霜賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（10戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。