カシノキングダム（2012年生、母レースミストレス）

カシノキングダム（2012年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋生物学理念（動植物分類学上の界）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時16歳）と交配したレースミストレスが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）門別牧場。戦績は、中央平地45戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、門別牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって420万円で落札された。

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月14日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではいいところがなく17着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた3戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた6戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた8戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた9戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月20日、連闘で迎えた10戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

3歳（2015年）

1月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で二本柳壮騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

2月28日、連闘で迎えた14戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で二本柳壮騎手（8戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオレンジピークスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

3月22日、中2週で迎えた15戦目は、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で二本柳壮騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい15着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた16戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は伴啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

5月16日、中5週で迎えた17戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（10戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

6月28日、中5週で迎えた18戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月5日、連闘で迎えた19戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリッシンロケットにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

7月12日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（11戦1勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた22戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（12戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

4歳（2016年）

1月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（13戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

2月13日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（14戦1勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（15戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3月6日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で二本柳壮騎手（16戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で二本柳壮騎手（17戦1勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で二本柳壮騎手（18戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で二本柳壮騎手（19戦1勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

6月25日、中6週で迎えた31戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は城戸義政騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

12月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（20戦1勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

5歳（2017年）

1月29日、中4週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（21戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（22戦1勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた38戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（23戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた39戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（24戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた41戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（25戦1勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

7月16日、中5週で迎えた42戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

9月2日、中6週で迎えた43戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は伴啓太騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

9月24日、中2週で迎えた44戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた45戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（26戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。