メジロコルセア（2002年生、母メジロビユーテイー）

メジロコルセア（2002年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋戦闘機名」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時15歳）と交配したメジロビユーテイーが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地21戦5勝2着1回。2007年のみなみ北海道ステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月10日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったエアサバスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のキャラクターショーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月4日、中5週で迎えた3戦目は、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

3歳（2005年）

10月30日、約10か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

4歳（2006年）

4月15日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた8戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ネヴァートルネードにハナ差交わされて1着久方ぶりに勝利を挙げた。

6月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のネヴァートルネードに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月16日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を5馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアドマイヤターボに6馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

8月5日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（10戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた13戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

11月5日、中8週で迎えた14戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

11月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（11戦4勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立ち、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた16戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（12戦4勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先手を取り、リードを5馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

5歳（2007年）

1月13日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（13戦4勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

8月4日、約6か月半の休養明けで迎えた19戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴーウィズウィンドに5馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

6歳（2008年）

12月6日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

7歳（2009年）

1月18日、中5週で迎えた21戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（14戦4勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。