オースミサクラ（1989年生、母ホクセーレディー）

オースミサクラ（1989年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスリルシヨー（当時6歳）と交配したホクセーレディーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の日田特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

11月10日、デビュー戦は増井裕騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月24日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた3戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエリモキュートをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（1992年）

1月11日、中5週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月1日、中2週で迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた7戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のふきのとう特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月12日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1800m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた11戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

7月12日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（中京芝1800m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の別府特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

8月1日、連闘で迎えた14戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のムーディトウショウをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

8月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（4戦1勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

9月27日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（5戦1勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったヤングライジンにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

10月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は増井裕騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月5日、中2週で迎えた19戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’92ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4歳（1993年）

1月5日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の新春賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は土肥幸広騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。