トーセンエターナル（2015年生、母エターナルレイズ）

トーセンエターナル（2015年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のトーセンブライト（当時14歳）と交配したエターナルレイズが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2019年のアーバンステージ師走賞(B2 B3)。

経歴

デビュー前

橋本和馬厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2017年）

8月13日、デビュー戦は西啓太騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は472kg。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイムクライシスに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月9日、中3週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のアスター賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

10月14日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

11月4日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

12月17日、中5週で迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

3歳（2018年）

2月7日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦のフリオーソ・メモリアル（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は西啓太騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月30日、中6週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月30日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るマラキアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて休養明け初戦を制した。

10月10日、中5週で迎えた9戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマイチサンライズを驚異的な末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を手に入れた。

11月12日、中4週で迎えた10戦目は、一般C1一二三（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で西啓太騎手（5戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2019年）

3月4日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で西啓太騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るテソーロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて4勝目をマークした。

3月21日、中1週で迎えた12戦目は、ダビマサーの皆様ありがとう!賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西啓太騎手（7戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、北極星賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したソロムコにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5月22日、中5週で迎えた14戦目は、新緑賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた15戦目は、イヴニングスター賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったテラザトゥモローに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中7週で迎えた16戦目は、サマーナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るクライフォーローズを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

8月12日、中1週で迎えた17戦目は、オフト汐留賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は西啓太騎手（8戦4勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月11日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、メトロポリタンウィーク賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた19戦目は、アーバンステージ師走賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキングイモンに2馬身の差をつけて優勝

5歳（2020年）

1月20日、中6週で迎えた20戦目は、ウェルカム2020賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた21戦目は、ピスケス賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したメンターモードにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月7日、中5週で迎えた22戦目は、東風賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（8戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月29日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、カーネリアン賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルアーリーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月20日、中2週で迎えた24戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、サマーナイト賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

10月8日、中6週で迎えた25戦目は、サンタアニタトロフィートライアル（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

10月12日、連闘で迎えた26戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、富士見オープン（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

12月8日、中7週で迎えた27戦目は、ビオラ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

6歳（2021年）

3月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、スノードロップ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は西啓太騎手（9戦4勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

4月2日、連闘で馬体重を前走から15kg絞って迎えた29戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の芝桜特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月13日、中5週で迎えた30戦目は、エメラルド特別（浦和ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月29日、中6週で迎えた31戦目は、風待月賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

7月16日、中1週で迎えた32戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（10戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブラックアローをアタマ差振り切って8勝目をつかんだ。

9月9日、中7週で迎えた33戦目は、2018 的場文男騎手勝利数新記録賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（11戦4勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

11月15日、中9週で迎えた34戦目は、LOVE LIVE LEAD賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた35戦目は、スモーキークォーツ賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（6戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

2021年12月16日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。