ブランドペギー（1992年生、母ニシノキヤツシー）

ブランドペギー（1992年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のシエルシユールドール（当時9歳）と交配したニシノキヤツシーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地34戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は1996年の岩船特別(500万下)。

経歴

デビュー前

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

1月7日、デビュー戦は浜野谷憲尚騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、5着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシクレノンルラテフを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月14日、中2週で迎えた7戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルジェネシスをハナ差振り切って初白星を挙げた。

6月4日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

8月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は浜野谷憲尚騎手（7戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

9月10日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（8戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったキョクコウに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月28日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（9戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、逃げるワンモアウォンチュにクビ差届かず2着となった。

12月3日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（10戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた17戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったサンデーフラッシュにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

4歳（1996年）

1月28日、中5週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で天間昭一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で天間昭一騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

3月23日、中4週で迎えた21戦目は、リー・ソンイル騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の韓国騎手招待（2）（中山芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（11戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。鞍上は天間昭一騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

7月14日、中8週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（12戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（4戦1勝）。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月25日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた27戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2500m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったガッツアウィンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月6日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下の岩船特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るラッキーナカヤマを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

10月26日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったキクノビオレッテにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下の会津特別（新潟芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（9戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（1997年）

1月15日、中3週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で土谷智紀騎手（10戦2勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5月10日、約4か月の休養明けで迎えた33戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で土谷智紀騎手（11戦2勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

10月18日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で土谷智紀騎手（12戦2勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。