アストゥリアス（2009年生、母スペシャルワールド）

アストゥリアス（2009年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スペインの州名」。毛色は栗毛。種牡馬のケイムホーム（当時10歳）と交配したスペシャルワールドが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は秋田育成牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方16戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の稲場誠勤続30周年記念。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月22日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は384kg。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバテてしまい17着に終わった。

3歳（2012年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた7戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菅原隆一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菅原隆一騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

6月2日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

7月6日、中4週で迎えた11戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の将臣・明沙香結婚おめでとう記念（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の稲場誠勤続30周年記念（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のモリトスピアをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月9日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ホウライセールに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月13日、連闘で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったヒシダンカンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

8月22日、連闘で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

8月27日、連闘で迎えた16戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアルパインスタイルに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月3日、連闘で迎えた17戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸山真一騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月19日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で丸山真一騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で丸山真一騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた20戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丸山真一騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

10月16日、連闘で迎えた21戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸山真一騎手（10戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた22戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた23戦目は、航大誕生記念杯（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマノリリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月30日、中1週で迎えた24戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったヒシアルコルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月7日、連闘で迎えた25戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山真一騎手（11戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（12戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。