ヤマノリリー（2009年生、母ドラゴンリリー）

ヤマノリリー（2009年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時20歳）と交配したドラゴンリリーが18歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マークリ牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方25戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、マークリ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、マークリ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、澤村敏雄によって388.5万円で落札された。

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月2日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

3歳（2012年）

7月1日、約9か月の休み明けで迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

8月11日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

9月21日、中5週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた4戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のステイナインに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のメイショウナナクサに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイワフェミニンに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた8戦目は、航大誕生記念杯（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アストゥリアスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月29日、中1週で迎えた9戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（5戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のコイハテサグリを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

12月7日、連闘で迎えた10戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で丸山真一騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールデンコマンドに2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

12月24日、中1週で迎えた11戦目は、愛知県畜産特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で丸山真一騎手（7戦5勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2013年）

1月4日、中1週で迎えた12戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で丸山真一騎手（8戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず3着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた13戦目は、穂俵賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で丸山真一騎手（9戦5勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた14戦目は、春蘭特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸山真一騎手（10戦5勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた15戦目は、市川美織19歳生誕記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で丸山真一騎手（11戦5勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

2月22日、中1週で迎えた16戦目は、鈴木佐知子ハッPバースデー記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で丸山真一騎手（12戦5勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた17戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で丸山真一騎手（13戦5勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた18戦目は、立佳ちゃん誕生記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で丸山真一騎手（14戦5勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって7着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で丸山真一騎手（15戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブルーアンブロシアに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で丸山真一騎手（16戦5勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた21戦目は、三好じいじ誕生日おめでとう記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で丸山真一騎手（17戦5勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したエリモテンユウを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

5月10日、連闘で迎えた22戦目は、祝愛知県馬主協会50周年記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で丸山真一騎手（18戦5勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた23戦目は、しらゆり特別（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で丸山真一騎手（19戦5勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で丸山真一騎手（20戦5勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月21日、連闘で迎えた25戦目は、あさがお特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は22戦連続で丸山真一騎手（21戦5勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた26戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は23戦連続で丸山真一騎手（22戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロイヤルメイプルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月7日、中4週で迎えた27戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は24戦連続で丸山真一騎手（23戦5勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

9月11日、中4週で迎えた28戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で丸山真一騎手（24戦5勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。