ナポレオン（2012年生、母ミメティコ）

ナポレオン（2012年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より。身体が小さくても偉大な功績を残して」。毛色は栗毛。種牡馬のハービンジャー（当時6歳）と交配したミメティコが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上C2三。

経歴

デビュー前

当歳のとき、タイヘイ牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、前迫義幸によって2,100万円で落札された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

9月14日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月1日、中3週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3歳（2015年）

6月27日、約8か月の休養明けで迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、6着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月19日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上C3（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユキノクレオパトラを豪脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月8日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトリプルスリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（2016年）

3月5日、中8週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の呼子特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい17着に終わった。

5月22日、中8週で迎えた15戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた16戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

7月23日、中6週で迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

10月1日、中7週で迎えた19戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた20戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい17着に終わった。

12月4日、中7週で迎えた21戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

5歳（2017年）

1月22日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

4月30日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月17日、中6週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月20日、中8週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で高野和馬騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高野和馬騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。4着を確保した。

12月17日、中5週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高野和馬騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6歳（2018年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で高野和馬騎手（7戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

4月15日、中4週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で高野和馬騎手（8戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。5着を確保した。