ブラックポイント（2006年生、母ハントマインド）

ブラックポイント（2006年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒＋点」。毛色は青鹿毛。種牡馬のレギュラーメンバー（当時9歳）と交配したハントマインドが20歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は富岡弘。戦績は、中央平地2戦0勝、地方30戦5勝2着8回。2009年のゴールドジュニア(地方重賞)に勝利した他、2009年のスプリングカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富岡弘から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、島瀬順一から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

伊藤隆志厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

8月14日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったビッグジャンパーから1馬身差の2着となった。

8月21日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のロケットマティに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月23日、中2週で迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのAIR-G’（エアジー）（旭川ダート1500m 雨/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた5戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた6戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったレトリーブに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月27日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったカキツバタロイヤルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた8戦目は、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったニュースターガールに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2009年）

1月22日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のブルーベリーに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

2月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の園田ユースカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で浜口楠彦騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したミナミノヒリュウにアタマ差届かず2着に惜敗した。

3月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で浜口楠彦騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたシルバーウインド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月3日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で浜口楠彦騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

5月5日、中4週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で浜口楠彦騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で浜口楠彦騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月26日、中2週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のオッズパーク・ファンセレクションin笠松（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で浜口楠彦騎手（11戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月11日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で浜口楠彦騎手（12戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

9月22日、中9週で迎えた18戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で浜口楠彦騎手（13戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したトミノプリズムを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた19戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2010年）

2月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から47kg増やして迎えた20戦目は、B級チャンピオン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（14戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた21戦目は、早春特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（15戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた22戦目は、淡墨桜特別（笠松ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（16戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したサイキョウアサカゼを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

4月14日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、房の国オープン（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（17戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5月4日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた24戦目は、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（18戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた25戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のトミノジョーンズに5馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

6月7日、中1週で迎えた26戦目は、露草特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のリロをクビ差振り切って4勝目を手にした。

7月6日、中3週で迎えた27戦目は、BAOO鳥取岩美開場記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた28戦目は、一般A5 B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高木健騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月3日、中6週で迎えた29戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、すみだ特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタテヤマキセキに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2011年）

4月22日、約7か月半の休養明けで迎えた30戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた31戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、飛鳥さくら賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた32戦目は、いたばし二輪草特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。