ビリオネア（1999年生、母フクトミ）

ビリオネア（1999年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「億万長者（母名より連想）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時9歳）と交配したフクトミが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は富岡廣光。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、中央障害4戦1勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,785万円（8.93万×200口）で一口馬主が募集された。

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

5月4日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は478kg。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた3戦目は、L.オールプレス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

8月10日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴原央明騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で柴原央明騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したローレルヴィーナスにアタマ差届かず2着となった。

10月6日、連闘で迎えた8戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオッティモを3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は武英智騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入った。

11月30日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柴原央明騎手（7戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

4歳（2003年）

10月5日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のキクノプロスパに7馬身の差をつけて勝利をモノにする

5歳（2004年）

6月19日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6歳（2005年）

4月3日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた15戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3170m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今村康成騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。