ダイワコンサート（1997年生、母ダイワサファイヤ）

ダイワコンサート（1997年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドハンター（当時13歳）と交配したダイワサファイヤが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は田中牧場。戦績は、中央障害9戦0勝、地方35戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年のケンタウルス賞(一般B1一)。

経歴

デビュー前

矢作和人厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2000年）

1月9日、デビュー戦は的場直之騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

8月17日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカノパラダイスを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

8月26日、連闘で迎えた4戦目は、國平幸一騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で國平幸一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクロカゲテイオーに7馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

9月24日、中1週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で國平幸一騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のワッキーサンダーをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。

10月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のきんもくせい特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で國平幸一騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の白菊特別（大井ダート1700m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で國平幸一騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

11月16日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で國平幸一騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1八九（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で國平幸一騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトップナンバーを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

12月29日、中2週で迎えた11戦目は、ステンドグラス特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で國平幸一騎手（7戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4歳（2001年）

2月1日、中4週で迎えた12戦目は、一般C1三（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で國平幸一騎手（8戦3勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた13戦目は、鴬特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

3月28日、中5週で迎えた14戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、春風特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた15戦目は、北区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったオキノトップに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月11日、中3週で迎えた16戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、スターロード賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた17戦目は、新緑特別（大井ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた18戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、スタージョッキー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた19戦目は、さそり座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた20戦目は、いて座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のマサノケーティングに1馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

8月26日、中4週で迎えた21戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月12日、中1週で迎えた22戦目は、アンドロメダ賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るダイヤモンドステラを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

10月6日、中2週で迎えた23戦目は、アルデバラン賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた24戦目は、フェアリーテール賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月13日、中5週で迎えた25戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1790m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた26戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、イヤーエンド賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のケージームテキに2馬身半の差をつけて7勝目をマークした。

5歳（2002年）

1月8日、中0週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のスウィフトホース賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヘイワダイオーに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月12日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の’02ウインターカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月22日、中0週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の’02メトロポリタンカップ（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

4月8日、中5週で迎えた30戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた31戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスマトラトラをクビ差振り切って9勝目を手にした。

5月28日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の’02ブリリアントカップ（大井ダート1790m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦3勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた33戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のロマンチックナイト賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の’02シーサイドカップ（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

8月8日、中4週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の’02トワイライトカップ（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（8戦3勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

6歳（2003年）

2月1日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた36戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月22日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた37戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。4着を確保した。

3月15日、中2週で迎えた38戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月17日、中8週で迎えた39戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。12着に敗れた。

5月24日、連闘で迎えた40戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に57kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた41戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた42戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた43戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた44戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。