トウショウレリーフ（2006年生、母アップルトウショウ）

トウショウレリーフ（2006年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋作品」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時9歳）と交配したアップルトウショウが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着3回、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

5月31日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

8月15日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

9月6日、中2週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

9月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、逃げるコロナループを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中4週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた7戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般B1-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月15日、中5週で迎えた8戦目は、一般B1二（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリアルファンタジーに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2010年）

1月2日、中2週で迎えた9戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、初夢特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロンシャンステージに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月4日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、兼六園ことじ灯籠特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のバチェラーに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

5月22日、中6週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月26日、中4週で迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったソークアップザサンを3/4馬身捉え切れず2着となった。

7月10日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

7月31日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したクレスコドリームにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月3日、中8週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るユウキハングリーを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

11月20日、中3週で迎えた17戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の多摩川特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた18戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の香取特別（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

5歳（2011年）

1月16日、中3週で迎えた19戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

6月12日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた22戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の渡島特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のマカオジョッキークラブトロフィー（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

6歳（2012年）

3月6日、約6か月の休養明けで迎えた25戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、メトロポリタンマーチカップ（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。