サチノマウント（2002年生、母マイソニエール）

サチノマウント（2002年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋山」。毛色は栗毛。種牡馬のジェリ（当時10歳）と交配したマイソニエールが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は信育成牧場。戦績は、中央平地8戦1勝、地方11戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月5日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るダスティサマーを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

3歳（2005年）

4月10日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

7月30日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

11月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、笹木美典騎手を鞍上に迎えて、全日本レディース招待天草パールセンター杯（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のインタースカイハイに5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

12月21日、中3週で迎えた10戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般C1（荒尾ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のトーセンウインディに1馬身の差をつけて制した。

4歳（2006年）

1月10日、中2週で迎えた11戦目は、初春特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のスカイヴンダバールに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

1月24日、中1週で迎えた12戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第3戦）（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスカイヴォーリズに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月22日、中3週で迎えた13戦目は、後藤孝鎮騎手を鞍上に迎えて、一般B2（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた14戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤孝鎮騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月18日、中3週で迎えた15戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったスカイヴンダバールから1馬身差の2着となった。

10月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月24日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、河野直人騎手を鞍上に迎えて、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた18戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、全日本レディース招待天草パールセンター杯（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。