ダスティサマー（2002年生、母Dusty Ravi）

ダスティサマー（2002年2月25日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋父父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のカリズマティック（当時6歳）と交配したDusty Raviが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回、地方14戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月17日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、サチノマウントに3/4馬身交わされて2着となった。

11月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でO.ペリエ騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2005年）

1月30日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続でO.ペリエ騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続でO.ペリエ騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったエアアドニスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のグラスウェーブに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月30日、約7か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた10戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

4歳（2006年）

2月11日、中6週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

4月16日、中8週で迎えた12戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

8月24日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、シーブリーズ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたローリンサー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月17日、中7週で迎えた15戦目は、冥王星特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた16戦目は、富士通賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のジェドバトラーに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

11月16日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

11月29日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、冬霞賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

5歳（2007年）

6月13日、約6か月半の休養明けで迎えた19戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のデンタルライトを半馬身振り切って休み明けの一戦をモノにした。

7月4日、中2週で迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、盛夏特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のデンタルライトを半馬身振り切って雨中の激闘を制した。

7月24日、中2週で迎えた21戦目は、ベイブリッジ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のブルームテキを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

8月9日、中1週で迎えた22戦目は、サザンクロス特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったプライベートエリアを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月19日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、ハッピーエンド特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6歳（2008年）

1月1日、中1週で迎えた24戦目は、迎春賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた25戦目は、猛虎特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

5月20日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、ペガサス特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた27戦目は、ジューンスター賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。