エイシンクッシング（2000年生、母Stormy Blues）

エイシンクッシング（2000年4月6日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「冠名＋都市名（米オクラハマ州）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のDeputy Minister（当時21歳）と交配したStormy Bluesが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地25戦3勝2着4回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月9日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったハツラツに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファンドリワールドを豪快な末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

12月15日、中2週で迎えた3戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2003年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のマチカネソヨグカゼに3馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月2日、中3週で迎えた5戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4歳（2004年）

1月18日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナムラジーガーを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月11日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の神鍋特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（7戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の高瀬川特別（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

5歳（2005年）

1月9日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた17戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月19日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた19戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったストームファングに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月16日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、キュアノスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月29日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のビコージャズに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月11日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた24戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の加古川特別（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

7月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

11月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた26戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月11日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（2006年）

1月8日、中3週で迎えた28戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。