キタノインディ（2018年生、母コリエドペルル）

キタノインディ（2018年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+近親の活躍馬名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンジョーダン（当時12歳）と交配したコリエドペルルが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。2023年の柏の葉オープンで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、キタジョファームによって356.4万円で落札された。

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月29日、デビュー戦は森裕太朗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったプルモナリアにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

10月18日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で森裕太朗騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森裕太朗騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3歳（2021年）

1月16日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森裕太朗騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアルバミノルをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

2月28日、中5週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラスのネモフィラ賞（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で森裕太朗騎手（5戦1勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森裕太朗騎手（6戦1勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森裕太朗騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

7月11日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のサンライズグリットをクビ差振り切って2勝目をゲットした。

7月31日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のショウナンマリオをクビ差振り切って3勝目をマークした。

9月26日、中7週で迎えた11戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの内房ステークス（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

10月3日、連闘で迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの白川郷ステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

10月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの西脇ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたショウナンナデシコ決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月5日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの摩耶ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

4歳（2022年）

3月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの灘ステークス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月14日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの三河ステークス（中京ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

6月23日、中5週で迎えた19戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、桑島孝春記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月25日、中4週で迎えた20戦目は、海ほたる賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

8月23日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた21戦目は、濃溝の滝賞（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオークハンプトンに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月6日、中1週で迎えた22戦目は、初嵐賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴライアスを上がり1位の末脚で半馬身差し切って5勝目を収める

9月27日、中2週で迎えた23戦目は、千葉ダートマイル（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（4戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

5歳（2023年）

1月24日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた25戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ジンチョウゲ特別（船橋ダート1800m 雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンガネーシャに1馬身半の差をつけて6勝目を掴み取った。

4月13日、中8週で迎えた26戦目は、柏の葉オープン（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた27戦目は、皐月盃（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

6月21日、中6週で迎えた28戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、短夜賞（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

8月3日、中5週で迎えた29戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、海あり!山あり!日高町特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後は減速してしまい4着に敗れた。

8月30日、中3週で迎えた30戦目は、エピファネイア・プレミアム（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアナザートゥルースに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月28日、中3週で迎えた31戦目は、ヘメロカリス特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月9日、中5週で迎えた32戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、道営記念（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2024年）

3月8日、約4か月の休み明けで迎えた33戦目は、所蛍騎手を鞍上に迎えて、カモミールマイル（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4月4日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた34戦目は、幸オープン（川崎ダート1600m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で所蛍騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

4月14日、中0週で迎えた35戦目は、こぼれ桜特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

5月29日、中5週で迎えた36戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、エベレスト特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

6月25日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた37戦目は、鷹見陸騎手を鞍上に迎えて、サンタアニタトロフィートライアル（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた38戦目は、ルビー賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は所蛍騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着を確保した。

7月25日、中1週で迎えた39戦目は、天下無双特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は鷹見陸騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。