ナックドロップス（2019年生、母ティアドロップス）

経歴

デビュー前

1歳のとき、松本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小松欣也によって792万円で落札された。

2歳（2021年）

6月6日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 小雨/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

7月10日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のモネに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月20日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのヤマボウシ賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に終わった。

10月14日、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

12月5日、中6週で迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた6戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3歳（2022年）

1月30日、中4週で迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

3月5日、中4週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったエイシンヌプリにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

3月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた10戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモネに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

7月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの米沢特別（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

10月23日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

11月19日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、ヴァリアントに交わされて2馬身差の2着となった。

12月18日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの舞浜特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂でしぶとく粘り込んで、最後は2着のウィンダミアを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

4歳（2023年）

1月7日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの初春ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

3月4日、中7週で迎えた17戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

4月30日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスの東大路ステークス（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの会津ステークス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

9月16日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスの初風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に終わった。

11月4日、中6週で迎えた21戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのフルーツラインカップ（福島ダート1150m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

12月24日、中6週で迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスの2023フェアウェルステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

5歳（2024年）

2月3日、中5週で迎えた23戦目は、4歳以上3勝クラスの橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4月7日、中8週で迎えた24戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのやまびこステークス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミラバーグマンに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。