カナラズカナラズ（2012年生、母ニンナナンナ）

カナラズカナラズ（2012年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「必ず必ず」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時14歳）と交配したニンナナンナが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日の出牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日の出牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月22日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた2戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

10月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた4戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は伴啓太騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

3歳（2015年）

2月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で伴啓太騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた8戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた10戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アライドメジャーズに3/4馬身交わされて2着となった。

5月24日、中1週で迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のエクストラペトルに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月26日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

11月8日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月15日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では見所を作れず16着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた17戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

4歳（2016年）

1月10日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた19戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

9月3日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた25戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、寒露賞（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた26戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、霜降賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。