ベリエ（2000年生、母トップブライト）

ベリエ（2000年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「おひつじ座（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のミシル（当時12歳）と交配したトップブライトが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は瀬口以久雄。戦績は、中央平地5戦0勝、地方23戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

8月15日、デビュー戦は国信満騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のパレスエメラルドに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月21日、中3週で馬体重を前走から26kg減らして迎えた4戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

3歳（2003年）

1月18日、中3週で迎えた5戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のうぐいす賞（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

7月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の塩屋埼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

8月26日、中5週で迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したマニーエクスプレスにクビ差届かず2着となった。

9月26日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の東芝ライテック賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2004年）

7月10日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた17戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月18日、中3週で迎えた18戦目は、一般C3一（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のカゲノショウグンに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

9月30日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で坂井英光騎手（10戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で坂井英光騎手（11戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では出色の末脚を発揮したが、4着に終わった。

5歳（2005年）

1月21日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、一般C3一二（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で坂井英光騎手（12戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳C3（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で坂井英光騎手（13戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月11日、中4週で迎えた23戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳C3（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

3月24日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2 C3（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（14戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3四五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（15戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のデザートローズをクビ差振り切って優勝

5月13日、中4週で迎えた26戦目は、一般C2-11 12（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（16戦2勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2十11（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（17戦2勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤングバニヤンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6月9日、中0週で迎えた28戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（18戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。