インターヒット（1987年生、母ルートダンサー）

インターヒット（1987年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時8歳）と交配したルートダンサーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は協栄組合。戦績は、中央平地29戦3勝2着3回、地方17戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

11月11日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったメイトウアンバーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

3歳（1990年）

1月6日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブルーシンゲキに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

1月13日、連闘で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

2月24日、中5週で迎えた6戦目は、4歳500万下の4歳抽せん馬特別（阪神芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月24日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

5月19日、中7週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた9戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

6月17日、中1週で迎えた10戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京芝1000m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下のえのき賞（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた12戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネペルレをクビ差振り切って2勝目を手にした。

8月11日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安達昭夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安達昭夫騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

9月16日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の馬籠特別（中京芝1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は本田優騎手（8戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

4歳（1991年）

6月8日、約7か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月22日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったウオーターフロントに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったイナズマクロスを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（6戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のユートリアルに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月28日、連闘で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のUHB賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（7戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

9月8日、中5週で迎えた25戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた26戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の愛知用水30周年記念（中京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岡潤一郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

5歳（1992年）

1月16日、中8週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた30戦目は、久保勇騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリーハンデ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた31戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、如月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた32戦目は、久保秀男騎手を鞍上に迎えて、仲春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月10日、中8週で迎えた33戦目は、一般B2二（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は久保勇騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月4日、約4か月の休養明けで迎えた34戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、サファイヤ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた35戦目は、蒼雲特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスピリットファストから1馬身差の2着となった。

10月23日、中1週で迎えた36戦目は、はやぶさ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のパールアレツに3/4馬身の差をつけて優勝

11月27日、中4週で迎えた37戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた38戦目は、歳末特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で甲斐年光騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（1993年）

1月7日、中2週で迎えた39戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、新春盃（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のカイソクアラシに1馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

2月9日、中4週で迎えた40戦目は、片瀬山特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は久保秀男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタケノブに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月5日、中2週で迎えた41戦目は、スプリングハンデ特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保秀男騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた42戦目は、フラワーハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保秀男騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月24日、約3か月半の休み明けで迎えた43戦目は、水無月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は甲斐年光騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた44戦目は、ジュライハンデ特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた45戦目は、かもめ盃（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は久保勇騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に終わった。

7歳（1994年）

4月15日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた46戦目は、エイプリルハンデ特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は甲斐年光騎手（7戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。