ガイーヌ（2007年生、母タイキロザリオ）

ガイーヌ（2007年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「バレエ組曲より」。毛色は栗毛。種牡馬のデュランダル（当時8歳）と交配したタイキロザリオが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地16戦0勝、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の一般C17。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

3月6日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1800m 外回り小雨/重）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた3戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

7月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月8日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

8月15日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

12月7日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた10戦目は、一般C17（名古屋ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のオリオンザボックスに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月31日、連闘で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の鈴本君・佐合君年末記念（笠松ダート1400m 雪/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェニックスワンに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2011年）

2月9日、中5週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた12戦目は、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた13戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4月16日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

5歳（2012年）

1月8日、約6か月半の休養明けで迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

4月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた19戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では脚が残っておらず18着に終わった。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は勢いを失って最後はオウカランマンと並んで17着同着となった。