キタノカジン（1987年生、母レーシングジイーン）

キタノカジン（1987年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリバーマーヌ（当時10歳）と交配したレーシングジイーンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福岡駿弥。戦績は、中央平地13戦1勝、中央障害6戦3勝。主な勝ち鞍は1991年の障害5歳以上オープン。

経歴

デビュー前

梶与四松厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

2月3日、デビュー戦は高橋明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は484kg。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた2戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

3月11日、中2週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた3戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた4戦目は、平目孝志騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月21日、中1週で迎えた5戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月13日、中2週で迎えた6戦目は、成島正規騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

6月9日、中3週で迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワインテイスターに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月30日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は玉ノ井健志騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉ノ井健志騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の竜飛崎特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で玉ノ井健志騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

10月6日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で玉ノ井健志騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で玉ノ井健志騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

4歳（1991年）

1月6日、中8週で迎えた14戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

2月10日、中1週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で栗原洋一騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のジャグラーに1馬身3/4の差をつけて制した。

2月23日、中1週で迎えた17戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のアビリティリーダーに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

4月28日、中8週で迎えた18戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は栗原洋一騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のダンデイアポロに1馬身3/4の差をつけて4勝目を獲得した。

6月16日、中6週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。