アクロスザスター（2004年生、母Precious Acres）

アクロスザスター（2004年4月2日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「星の向こう側へ」。毛色は栗毛。種牡馬のTiger Ridge（当時8歳）と交配したPrecious Acresが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地22戦3勝2着1回、地方13戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月2日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は508kg。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、フサイチレオンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のブラックマジックをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2007年）

1月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に敗れた。

6月10日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

11月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

4歳（2008年）

2月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

2月10日、連闘で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず12着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた9戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサクラモサに1馬身3/4の差をつけて優勝

4月6日、中1週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月21日、中7週で迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

5歳（2009年）

1月4日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

2月22日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るトップオブボストンを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

3月7日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

8月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

9月6日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず13着に終わった。

12月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

6歳（2010年）

5月9日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

6月25日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のサルビア特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた24戦目は、薄暮スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野毅騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた25戦目は、トワイライトスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野毅騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

11月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、千葉ロッテマリーンズ盃（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るビューテフルレデーをハナ差だけ差し切って久方ぶりに勝利を挙げた。

12月1日、中3週で迎えた27戦目は、アーバンステージ師走賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は高野毅騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月29日、中3週で迎えた28戦目は、アデュー2010賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野毅騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7歳（2011年）

2月1日、中4週で迎えた29戦目は、早春賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野毅騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた30戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、疾風スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月21日、中7週で迎えた31戦目は、イーハトーブ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は高野毅騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた32戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の閃光スプリント（船橋ダート1000m 雨/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月24日、約6か月の休養明けで迎えた33戦目は、ハンデ戦の旋風スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は高野毅騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のカムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高野毅騎手（8戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた35戦目は、アーバンステージ師走賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高野毅騎手（9戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。