ダイゴウェスタン（1985年生、母ミヒロホウザン）

ダイゴウェスタン（1985年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウエスタンウインド（当時11歳）と交配したミヒロホウザンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は（有）ヤマイチ牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着2回、中央障害2戦1勝。主な勝ち鞍は1989年の立待岬特別(400万下)。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

8月15日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた3戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったコンバットジョオーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3歳（1988年）

7月2日、約9か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はホッカイラブリーと並んで1着同着となった。

7月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の室蘭特別（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月6日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の陸奥湾特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり最後はダイナファンキーと並んで8着同着となった。

8月20日、中1週で迎えた9戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下の湯浜特別（函館芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は的場均騎手（6戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4歳（1989年）

4月29日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

5月14日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したランズスポートを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

6月11日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下のニセコ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下の十勝岳特別（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバッカナムソングに8馬身の差をつけて優勝

7月22日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菊沢隆徳騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下の湯川特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菊沢隆徳騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下の立待岬特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菊沢隆徳騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニホンピロエリスに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月16日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の恵山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菊沢隆徳騎手（10戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5歳（1990年）

4月28日、約7か月半の休み明けで迎えた21戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヤサカサンダーに3馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。