コントレール（2000年生、母コンアモール）

コントレール（2000年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「飛行機雲」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時15歳）と交配したコンアモールが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

新関力厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

7月20日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月24日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた3戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着に入った。

3歳（2003年）

9月21日、約9か月の休み明けで迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエイグレットにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた5戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月15日、中9週で迎えた6戦目は、一ノ瀬亨騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたトキノナイスガール決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2004年）

1月3日、中2週で迎えた7戦目は、門松特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で一ノ瀬亨騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のセイワペルセウスを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月1日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩部純二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のチチンプイプイをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

3月13日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。