チチンプイプイ（2000年生、母マヤノジョウオ）

チチンプイプイ（2000年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「おまじない」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時8歳）と交配したマヤノジョウオが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木節哉。戦績は、中央平地24戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

6月15日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月23日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（函館芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳新馬（函館芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

12月1日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。17頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、6着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

3歳（2003年）

1月19日、中4週で迎えた6戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた7戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したシルクフローラにクビ差届かず2着となった。

2月8日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月28日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったグレースサウンドに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したジェイドスワローに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のアドマイヤベリーに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/不良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月28日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスリーブラボーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4歳（2004年）

2月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコントレールにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月6日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月25日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた17戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るダンシングブルームを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

8月21日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月18日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた20戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノピクチャーを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5歳（2005年）

2月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1600m 小雪/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の愛・地球博開催記念（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた23戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月30日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の新・新潟市制施行記念（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は畑端省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。