シルクフローラ（2000年生、母トロピカルシルキー）

シルクフローラ（2000年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ローマ神話の花と春の神　花の季節に大きな賞を取れるように」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時15歳）と交配したトロピカルシルキーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地16戦1勝、中央障害3戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,000万円（6万×500口）で一口馬主が募集された。

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月3日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた3戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3歳（2003年）

1月18日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のチチンプイプイをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高野容輔騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で高野容輔騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高野容輔騎手（5戦1勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

5月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で高野容輔騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

11月15日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で高野容輔騎手（7戦1勝）。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

12月20日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 雪/重）に出走。鞍上は9戦連続で高野容輔騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

4歳（2004年）

1月12日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で高野容輔騎手（9戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では全く伸びず15着に終わった。

2月29日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高野容輔騎手（10戦1勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（11戦1勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた16戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は藤井正輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は高野容輔騎手（12戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のサンオブゴッドに1馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

5歳（2005年）

9月19日、約15か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（13戦2勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。