アンテリージェ（1995年生、母パンドラスボックス）

アンテリージェ（1995年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時9歳）と交配したパンドラスボックスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤竹男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

7月19日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったハロードーリーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

3歳（1998年）

3月7日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた6戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。最後は、2着のブイキュートをクビ差制して1位に入線したが、その後失格となった。

6月7日、中1週で迎えた8戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のインデポジットに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月17日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた12戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

4歳（1999年）

7月31日、約8か月半の休み明けで迎えた13戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の白山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい17着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

10月17日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。