スピリチャルワーズ（2000年生、母パッサカリア）

スピリチャルワーズ（2000年1月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「言霊、心の叫び」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時16歳）と交配したパッサカリアが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着3回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の雪うさぎ賞(500万下)。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

6月15日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、オカノハーモニーに3/4馬身交わされて2着となった。

6月23日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（函館芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、マイネルモルゲンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた3戦目は、2歳新馬（函館ダート1000m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（函館芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

10月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、エイシンヤングにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月10日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のエイシンジャスミンに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月30日、連闘で迎えた9戦目は、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で中谷雄太騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた10戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は田面木博公騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

3歳（2003年）

1月25日、中4週で迎えた11戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（5戦1勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（6戦1勝）。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい18着に終わった。

3月23日、中5週で迎えた13戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のコスモニルヴァーナに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

9月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（8戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

4歳（2004年）

2月8日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は中谷雄太騎手（8戦2勝）。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて17着に終わった。

3月13日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（9戦2勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

3月20日、連闘で迎えた20戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

6月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、涼風特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた22戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、天の川特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた23戦目は、盛夏特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた24戦目は、サザンクロス賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた25戦目は、爽秋特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた27戦目は、由比ヶ浜特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は山田信大騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。