エクスクライム（2009年生、母フェアリーブレス）

エクスクライム（2009年1月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋登る。頂点に登るように」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時8歳）と交配したフェアリーブレスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）長谷川牧場。戦績は、中央平地38戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の五泉特別(500万下)。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月3日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のカディーシャに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月7日、中4週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

10月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた4戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた5戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

3歳（2012年）

2月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

3月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

7月1日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の七重浜特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

10月8日、中9週で迎えた12戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい17着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた13戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の五色沼特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月1日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4歳（2013年）

1月26日、中7週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のタガノリバレンスをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

2月9日、中1週で迎えた17戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず17着に終わった。

6月8日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

7月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

9月7日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた21戦目は、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず14着に終わった。

12月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

5歳（2014年）

1月25日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

3月15日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3月22日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

5月18日、中7週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したエスユーハリケーンに半馬身届かず2着となった。

6月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手に欠いて17着に終わった。

7月13日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた28戦目は、Z.パートン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

10月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

12月6日、中8週で迎えた30戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6歳（2015年）

5月17日、約5か月半の休み明けで迎えた31戦目は、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロッカバラードをハナ差振り切って久々の実戦を制した。

6月7日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

8月16日、中9週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川須栄彦騎手（5戦1勝）。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた34戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた35戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず最後はフリーアズアバードと並んで10着同着となった。

10月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず14着に終わった。

7歳（2016年）

1月24日、約3か月半の休養明けで迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。