エスユーハリケーン（2010年生、母ルナジェーナ）

エスユーハリケーン（2010年3月31日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ハリケーン」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時10歳）と交配したルナジェーナが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は上村清志。戦績は、中央平地32戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の寺泊特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上村清志から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、上村清志から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、楳津繁によって1,606.5万円で落札された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月13日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月10日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたエフティシリウス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月9日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイメイハルオをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2013年）

1月5日、中3週で迎えた5戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

4月21日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

11月2日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の小峰城特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

4歳（2014年）

5月3日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエクスクライムを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

6月7日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の国分寺特別（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（4戦1勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい17着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた16戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。

9月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（5戦1勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったコスモエルデストにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

10月19日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の遠刈田特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月15日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

5歳（2015年）

4月25日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月30日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（8戦1勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（9戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したエルゴレアに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（10戦1勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤリバティをクビ差振り切って久々の実戦を物にした。

11月14日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三鷹特別（東京芝1400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（11戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく最後はルナプロスペクターと並んで6着同着となった。

6歳（2016年）

2月6日、中8週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（12戦2勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

2月21日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

12月3日、約8か月半の休み明けで迎えた29戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（13戦2勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（14戦2勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

7歳（2017年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（15戦2勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

1月22日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた32戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。