ホクリョーマーベル（1995年生、母パールカムイ）

ホクリョーマーベル（1995年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時8歳）と交配したパールカムイが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田村和義。戦績は、地方29戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は1999年の’99サマーナイトカップ(一般B1以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

栗田泰昌厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1997年）

8月10日、デビュー戦は飯村翼騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は481kg。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったナイキバビロンから3馬身差の2着となった。

9月30日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月29日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムアトレに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のピラカンサス特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。13着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた6戦目は、佐宗応和騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の胡蝶蘭特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

3歳（1998年）

2月21日、中7週で迎えた7戦目は、3歳戦の紅梅特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた8戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたボールドドリーム決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のすみれ特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、トライゲッターに交わされて2馬身差の2着となった。

4月25日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のひなげし特別（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のコウショウイチバンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月7日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のひまわり特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた12戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（9戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたミノリジュウベー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月12日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般B2 B3（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のシルバークリエートに1馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

9月27日、中1週で迎えた14戦目は、マゼラン星雲賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（11戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた15戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のゴールデンティアラ賞（大井ダート2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

11月18日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のリリーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（12戦3勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（13戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

4歳（1999年）

2月1日、中8週で迎えた18戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、疾風特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスターシービーから1馬身半差の2着となった。

3月5日、中4週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、春光特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のブランギャルソンに3馬身の差をつけて制した。

3月31日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定のハンデ戦の弥生盃（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた21戦目は、晴嵐特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた22戦目は、麗日特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のマヤノプレイリーに半馬身の差をつけて5勝目をマークした。

6月16日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の夏空特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイヤブリッジからアタマ差の2着に甘んじた。

7月20日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の’99サマーナイトカップ（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユニティステージに2馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

9月16日、中7週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の房総特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

11月11日、中7週で迎えた26戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’99ロイヤルカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

12月24日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦のディセンバーハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2000年）

1月9日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の一般A3以下（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3月1日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’00メトロポリタンカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。