テイエムアトレ（1995年生、母ミナガワシルビア）

テイエムアトレ（1995年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のローズリーフⅡ（当時11歳）と交配したミナガワシルビアが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）中島牧場。戦績は、地方42戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年のフリーウェイ賞(一般B3一)。

経歴

デビュー前

武智一夫厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1997年）

8月10日、デビュー戦は武智政明騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールドヘッドから8馬身差の2着に敗北した。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武智政明騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったホクリョーマーベルから1馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、鞍上は3戦連続で武智政明騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカネショウシャトーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月10日、中2週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の東京3歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武智政明騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3歳（1998年）

1月20日、中5週で迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で武智政明騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦の白梅特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で武智政明騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの’98桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武智政明騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で武智政明騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のひなげし特別（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で武智政明騎手（8戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の紅ばら特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で武智政明騎手（9戦1勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月20日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦の乙女ゆり特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で武智政明騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のやまゆり特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で武智政明騎手（11戦1勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアタックライヒを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

8月10日、中3週で迎えた13戦目は、一般B3四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で武智政明騎手（12戦2勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったケイシュウカラーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた14戦目は、サンセット賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で武智政明騎手（13戦2勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

4歳（1999年）

3月24日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、一般B3四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で武智政明騎手（14戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月14日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた16戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般B3 C1（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で武智政明騎手（15戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線に入ると、前で粘るミラーズミガを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って優勝

5月6日、中2週で迎えた17戦目は、プレアデス賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で武智政明騎手（16戦3勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた18戦目は、薫風賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で武智政明騎手（17戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた19戦目は、ポインタース賞（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は19戦連続で武智政明騎手（18戦3勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

7月5日、中1週で迎えた20戦目は、海王星特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で武智政明騎手（19戦3勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた21戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で武智政明騎手（20戦3勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

10月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、野馬追賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で武智政明騎手（21戦3勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月7日、中7週で迎えた23戦目は、初霜特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で武智政明騎手（22戦3勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5歳（2000年）

1月7日、中3週で迎えた24戦目は、ファーストドリーム賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で武智政明騎手（23戦3勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた25戦目は、アレキサンドライト賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で武智政明騎手（24戦3勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた26戦目は、望春賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は26戦連続で武智政明騎手（25戦3勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた27戦目は、春分賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は27戦連続で武智政明騎手（26戦3勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

4月10日、中2週で迎えた28戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は28戦連続で武智政明騎手（27戦3勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

5月8日、中3週で迎えた29戦目は、一般B2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は29戦連続で武智政明騎手（28戦3勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月8日、中3週で迎えた30戦目は、一般B2三（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は30戦連続で武智政明騎手（29戦3勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は31戦連続で武智政明騎手（30戦3勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦のペッパーツリー賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は32戦連続で武智政明騎手（31戦3勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦のベテルギュース賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は33戦連続で武智政明騎手（32戦3勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は34戦連続で武智政明騎手（33戦3勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦のサファイア賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は35戦連続で武智政明騎手（34戦3勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた36戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は36戦連続で武智政明騎手（35戦3勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

12月7日、中9週で迎えた37戦目は、一般B2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は37戦連続で武智政明騎手（36戦3勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた38戦目は、一般B2四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は38戦連続で武智政明騎手（37戦3勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

6歳（2001年）

1月15日、中1週で迎えた39戦目は、初凪賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は39戦連続で武智政明騎手（38戦3勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた40戦目は、風花特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は40戦連続で武智政明騎手（39戦3勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた41戦目は、エレガント賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は41戦連続で武智政明騎手（40戦3勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

2月26日、中0週で迎えた42戦目は、フリーウェイ賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は42戦連続で武智政明騎手（41戦3勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエイユータイガーをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。