リトルエイコーン（2005年生、母ハローメルヘン）

リトルエイコーン（2005年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「小さいドングリでも大きな木になる」。毛色は栗毛。種牡馬のデュラブ（当時23歳）と交配したハローメルヘンが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小葉松幸雄。戦績は、中央平地5戦0勝、地方37戦12勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C1-2。

経歴

デビュー前

2歳のとき、小葉松幸雄から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、田中一夫によって210万円で落札された。

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

7月27日、デビュー戦は佐久間寛志騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見せ場を作れず17着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐久間寛志騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐久間寛志騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

11月24日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミスシドニーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月13日、中2週で迎えた7戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワンスタディオンに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2009年）

1月2日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のパークブリッジを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

1月25日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハカタインピッシュに9馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコッカケンリョクに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月1日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は新原健伸騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイカトリーヌに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホクトシチセイに6馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

4月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（5戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマショウホマレに2馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

4月25日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（6戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アポロシアターに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月23日、中3週で迎えた15戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた16戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエイシンジザイテン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月20日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（7戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（8戦6勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

10月31日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、長崎街道内野宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（9戦6勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1 11（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（10戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルアフェットに5馬身の差をつけて9勝目を獲得した。

11月21日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（11戦7勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた22戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（12戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5歳（2010年）

1月11日、中1週で迎えた24戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアランフェスに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

1月31日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は新原健伸騎手（13戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロックバニヤンを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月13日、中1週で迎えた26戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、長崎街道嬉野宿賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（14戦7勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアドマイヤレゾンに1馬身の差をつけて優勝

3月21日、中1週で迎えた28戦目は、ブラッドストーン特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（15戦8勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

8月22日、約5か月の休養明けで迎えた29戦目は、サードニックス特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（16戦8勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた30戦目は、セプテンバー特別（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた31戦目は、ハーベストカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（17戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた32戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカンタカを3/4馬身捉え切れず2着となった。

11月14日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモジュリをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

12月4日、中2週で迎えた34戦目は、ターコイズ特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた35戦目は、ディセンバー特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

6歳（2011年）

1月10日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた37戦目は、アメジスト特別（佐賀ダート1750m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた38戦目は、マーチ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた39戦目は、ブラッドストーン特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったマチカネベンセイに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月18日、中3週で迎えた40戦目は、ダイヤモンド特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた41戦目は、メイ特選（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で倉富隆一郎騎手（9戦1勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

6月6日、中4週で迎えた42戦目は、ジューン特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で倉富隆一郎騎手（10戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。