リムピッドアイズ（1997年生、母ウィーンコンサート）

リムピッドアイズ（1997年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時12歳）と交配したウィーンコンサートが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の岳特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桜井牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、柏瀬茂雄によって5,250万円で落札された。

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

12月5日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のスバルハヤトを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月25日、中2週で迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2000年）

7月15日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の岳特別（福島ダート1000m 雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のニシノエルハーブを3/4馬身振り切って休み明け初戦を制した。

4歳（2001年）

3月18日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

4月7日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

6月9日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったニシノマリアに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月23日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったスタンドオンエンドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキャッツプライドを自慢の末脚で3/4馬身差し切って3勝目を挙げた。

7月22日、中1週で迎えた9戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた10戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

9月8日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。