エプソムグラス（2005年生、母エプソムカラー）

エプソムグラス（2005年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時10歳）と交配したエプソムカラーが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）田原橋本牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方9戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の一般C3。

経歴

デビュー前

エプソム愛馬会にて総額3,780万円（12.6万×300口）で一口馬主が募集された。

新井清重厩舎（船橋）へ入厩。

4歳（2009年）

3月12日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は500kg。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったマスカレイダーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月4日、約6か月の休み明けで迎えた2戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C3八九（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた3戦目は、一般C3五ア（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアヤメヒメをクビ差振り切って初白星を挙げた。

10月14日、中2週で迎えた4戦目は、一般C3五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のハーレクイーンを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月29日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3三（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオウシュウロマンを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

11月19日、連闘で迎えた7戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るバレンボイムを3/4馬身差し切って4勝目を手にした。

12月10日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十十一（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

5歳（2010年）

8月1日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた10戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。