ブラックパッション（1999年生、母フェードエリカ）

ブラックパッション（1999年6月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時13歳）と交配したフェードエリカが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日優牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着2回、中央障害4戦0勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

11月3日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた3戦目は、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月9日、中1週で迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

3歳（2002年）

1月12日、中2週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた7戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

2月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月3日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、リクオウに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

3月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シルクスカイブルーに半馬身交わされて2着となった。

4月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオーシンメダリストに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月11日、中1週で迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

10月5日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

4歳（2003年）

2月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。14着に終わった。

7月20日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた18戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

5歳（2004年）

2月3日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた20戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、ガーネット特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた21戦目は、名古屋チャレンジカップヴィーナス賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野要騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。12着に敗れた。

3月28日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた23戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に終わった。