サヨナラゲーム（2002年生、母Mystery Dance）

サヨナラゲーム（2002年2月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「野球で最終回に得点が入って決着する試合」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のYankee Victor（当時6歳）と交配したMystery Danceが5歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月6日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、ストーミングパワーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月4日、中3週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のロングタイキに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月25日、中2週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

3歳（2005年）

1月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の朱竹賞（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

6月5日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

8月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。16着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた7戦目は、スターマイン特別（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のドルフィンゴールドをクビ差制して2勝目を掴み取った。

4歳（2006年）

12月3日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

12月24日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。

5歳（2007年）

3月3日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

10月25日、約8か月の休養明けで迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、石狩川特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

6歳（2008年）

4月27日、約6か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。13着に敗れた。