ストーミングパワー（2002年生、母Pentium Power）

ストーミングパワー（2002年2月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部より＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のStormin Fever（当時8歳）と交配したPentium Powerが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月6日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサヨナラゲームを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

12月25日、中6週で迎えた2戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2005年）

3月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

6月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

7月16日、中4週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ブラストシチーに3/4馬身交わされて2着となった。

7月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

8月28日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月30日、中8週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4歳（2006年）

5月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

7月9日、中7週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

7月16日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた13戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず15着に終わった。

5歳（2007年）

1月20日、中4週で迎えた14戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、緑川特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた15戦目は、川内川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイネルブラジリエを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオーディンズアイにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のゴールデンユースをクビ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

4月21日、中4週で迎えた18戦目は、六角川特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた19戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、周防灘特別（佐賀ダート1750m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた20戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬協賛錦江湾特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月9日、中1週で迎えた21戦目は、北山湖特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた22戦目は、遠賀川特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた23戦目は、大分川特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた24戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、筑後川特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

10月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた25戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、緑川特設（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた26戦目は、大淀川特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は真島正徳騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた27戦目は、嘉瀬川特設（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた28戦目は、菊池川特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた29戦目は、日向灘特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（8戦1勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6歳（2008年）

1月4日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアキノチャレンジに4馬身の差をつけて3勝目を収める

2月3日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。